篠田桃紅

とどめ得ぬもの 墨のいろ
心のかたち

この春(2020)に107歳を迎える桃紅は、墨による「水墨抽象画」という独自のスタイルを確立し、現在も新しい表現に挑戦し輝き続ける女性アーティスト。第二次世界大戦後、当時海外へ渡ること自体が珍しい中、新しい芸術表現を求め女性単身で渡米。そこで抽象表現主義と出会い、ニューヨークを拠点としてその才能を花開かせる。帰日後も壁画やレリーフ、リトグラフ、装丁など活動は多岐にわたる。近年その生き様や味わい深い言葉にも大きな注目が集まっている。本展はそんな作者の初期から現在に至るまでを一覧できる貴重な機会となっている。3月22日(日)まで

February 2020

篠田桃紅看板
Entrance signboard